NMRパイプテクター®が導入された 「大英博物館」

大英博物館で日本の技術 NMRパイプテクター®導入

はじめに

日本システム企画(株)が製造販売している、配管内赤錆防止装置『NMRパイプテクター』は、国内外合わせ現在4,200棟以上で導入されています。日本国内の他、海外でも特にイギリスの有名な建物に多数設置されています。今回はその中で大英博物館への導入事例を紹介していきます。

博物館であるが故の問題

大英博物館内には貴重な美術品や歴史的に重要な文化財が、膨大な数展示されています。それら一つ一つの状態を維持する為には、徹底した管理体制が必要です。その為、建物や設備の状態にも気を付けなければいけません。 中でも配管設備は老朽化、劣化によって赤錆の腐食が進行し、放っておくと漏水が起きる可能性があります。ただでさえ漏水による被害は大変であるのに展示品に漏水の被害が及んでしまうと歴史的な損害ともなりかねません。その配管設備の老朽化、劣化の問題は配管更新工事で新しい配管にしてしまえば心配ないのですが、実は簡単な事ではないのです。 大英博物館の展示面積は56,600㎡(東京ドームは46,755㎡)とされ配管更新工事に必要な期間と費用は計り知れません。大がかりな工事が必要となるとその間の展示品の管理の問題もあるでしょう。また、歴史的建造物である為に工事後の復元も大変困難になります。そこで日本の技術である『NMRパイプテクター』が選ばれたのです。

『NMRパイプテクター』が選ばれた理由

『NMRパイプテクター』は給水配管や空調配管内の赤錆を防止し、すでに発生している赤錆に対して還元作用を起こすことによって黒錆に変化させる装置です。 装置の設置方法は給水配管や空調配管内の外側に取り付けるもので断水の必要はありません。また『NMRパイプテクター』は作業スペースに作業員が1~2人入る事が出来れば1~2時間で設置が完了するので非常に簡単かつ短時間で工事が完了出来ます。もちろん工事中の館内の利用も可能となります。設置後、赤錆に対する効果は40年以上持続する事から長期にわたって配管の延命が可能となります。 大英博物館がその機能を維持する為に、『NMRパイプテクター』は最適の方法だったのです。

2016年3月30日『NMRパイプテクター』の設置

大英博物館では2016年3月に空調温水配管に1台の『NMRパイプテクター』を設置しました。しかし設置すればそれで完了ではありません。実際に効果を発揮しているのか採水調査を行い確認していきます。 大英博物館では『NMRパイプテクター』設置前と設置後複数回にわたり採水を行いイギリスのケンブリッジ市にある水道局でその水質を検査しました。『NMRパイプテクター』の効果は、設置した配管内を通過した水の凝集状態を小さくし、水の自由電子(水和電子)を凝集の内側から外側へ移動させます、この水を運動させ水の自由電子を放出させ、還元作用により新規の赤錆を防止し、すでにある赤錆を黒錆に変えます。その為、水の流量が足りなければその効果を発揮できません。このような条件がある事から設置後の効果検証をする必要があるのです。

水質検査により『NMRパイプテクター』の効果を明らかに

水質検査の結果は、設置前の水中の赤錆による鉄分値は20.0㎎/ℓだったものが、設置5週間後には0.2㎎/ℓに減少し、赤錆の問題のないレベルまで水質を改善する事が出来ました。この事は、配管の赤錆を徐々に体積が10分の1の固い結晶である黒錆に変化させ、より配管の強度を上げて漏水のリスク及び赤錆劣化がなくなった事の検証になりました。 『NMRパイプテクター』により大英博物館が抱える将来の配管の赤錆劣化及び、漏水のリスクの問題は解決することが出来ました。

より広く世界中の問題解決を目指します

日本の技術である『NMRパイプテクター』が、世界的にも有名である大英博物館に認めていただき、導入された事は非常に喜ばしいことです。 設置時すでに築264年が経過している大英博物館ですが、今後も多くの見学者の為にも、『NMRパイプテクター』が空調温水配管の延命に貢献できた事は日本人として誇りに思います。 今後も国内外幅広く配管設備の赤錆劣化問題を解決し、皆さんに安心していただく事が目標です。

NMRパイプテクター®が導入された 「大英博物館」
NMRパイプテクター®が導入された「大英博物館」

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