「空調タイムス」2019年1月1日発行の「空調タイムス」第2757号

給水管などの配管寿命を40年以上大幅延命へ!NMRパイプテクター®の防錆効果

現在建物の寿命は60年、長いものでは100年以上ともいわれていますが、建物の設備である配管寿命は、空調冷温水配管に使用される亜鉛メッキ鋼管(SGP管)と呼ばれる配管用炭素鋼鋼管(白)の場合、20年程とされ半分以下しかありません。その為に、どこかのタイミングで配管を新品に取替える配管更新工事が必要とされてきましたが、配管内赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」の導入によって、亜鉛メッキ鋼管の寿命を40年以上延命する事が可能となりました。

これまでの配管寿命延長の事例

2020年で築55年の大手DPE工場での配管延命を立証

東京都調布市野の大手DPE工場では平成12年当時、築35年が経過しており、給水管の寿命は赤錆腐食により2ヶ月と診断され、対策の為にNMRパイプテクター®を導入しました。NMRパイプテクター®による防錆効果確認の為に、採水による水質検査を行いました。NMRパイプテクター®導入前の水中の鉄分値は0.5㎎/ℓと、DPEに使用される水としては適さない数値でした。

水中の鉄分値は、新規の赤錆発生を防ぎ、すでにある赤錆を黒錆に変えると減少します。導入後6日後の採水検査では、水中の鉄分値が10分の1の0.05㎎/ℓ未満にまで減少しました。防錆効果はその後も継続し、鉄分値はさらに減少しています。最終的には水中の鉄分値は0.03㎎/ℓ以下となり、赤錆腐食の停止が立証され、その後も赤水や漏水等の問題は全く発生していません。

2020年で築54年「帝劇ビル」での配管延命を立証

東京千代田区丸の内の「帝劇ビル」では平成12年当時、築34年が経過しており、空調冷温水配管として使用されていた亜鉛メッキ鋼管は、老朽化により配管内で赤錆腐食が進行し、漏水が発生していました。対策の為にNMRパイプテクター®を導入した事で配管内の赤錆腐食の進行は停止し、その後は漏水等の赤錆腐食による問題は発生していません。2020年時点で築54年と一般的な配管の寿命を30年以上も過ぎていますが、配管状態は良好で、配管更新せずに今後も維持をしていく事が可能となりました。

2020築55年「八重洲口会館」での配管延命を立証

東京千代田区丸の内の「八重洲口会館」では平成27年当時、築50年が経過しており、配管内赤錆腐食の心配があった事から、空調冷温水配管、および空調冷却水配管にNMRパイプテクター®を導入しました。
採水による水質検査の結果では、NMRパイプテクター®導入前の冷却水配管内の水中の鉄分値は11㎎/ℓと赤錆腐食が発生している事が分かる高い数値でしたが、NMRパイプテクター®導入1週間後の採水検査では、鉄分値が0.1㎎/ℓ未満と大幅に鉄分値の減少が確認され、配管内の赤錆腐食の進行を完全に停止した事を立証しました。現在もNMRパイプテクター®による防錆効果は継続し、配管延命が行われている事が確認されています。

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